寄付返金、収支報告書を訂正=公職選挙法違反疑惑の報道受け―武部農水相

武部新農林水産相は21日午後、省内で記者団の取材に応じ、公共事業を受注した企業から選挙時に献金を受け取っていたとする週刊誌報道について、「寄付をもらった時、公共事業を受注していることは承知していなかった。本日確認を取り、資金を返し、政治資金収支報告書も訂正した」と述べた。有権者買収の疑惑など、ほかにも報じられた問題については、「公職選挙法に違反している認識はない」と否定した。
文春オンラインは、武部氏が代表を務める自民党北海道第12選挙区支部が2024年の衆院選公示日に、国の公共事業を請け負う地元企業から献金を受けていたと報じた。武部氏は、献金企業の公共事業受注の有無について、「確認の漏れが発生した」と説明した。
さらに文春オンラインが、選挙運動員に相当する役割を担うカメラマンに報酬を支払っていたとして、公選法違反を指摘した問題に対し、武部氏は「自民党の活動を記録する目的で撮影してもらった」として、選挙運動としての活動を否定した。
一方、デイリー新潮は、武部氏の後援会が開くビールパーティーで、チケット代以上の景品付き抽選会が行われ、有権者買収の疑惑があると報じた。武部氏は、「政治資金パーティーであることを事前に案内しながらの開催だ」と強調。景品はホームセンターで買い求め、「利益を与えるようなものではない」と述べた。 [時事通信社]