10月なのに気温30度超え! 最も遅い真夏日続出、異例の猛烈台風30号…温暖化で日本の「二季化」ますます進む

これが10月後半の気候なのか。
21日の日本列島は東日本から西日本にかけて暖かい空気に覆われ、広範囲で気温が上昇。宮崎県日向市で33.6度、山梨県甲府市で33.5度など、各地で最高気温30度以上の真夏日を記録した。東京都心でも30.3度で、名古屋市千種区は31.4度、大阪市中央区は31.2度と、いずれも観測史上最も遅い真夏日となった。
日本の南の海上では、大型の台風も発生している。台風30号は21日時点でフィリピンの東を西北西へ進み、中心気圧は900ヘクトパスカルと猛烈な勢力だ。今後は北東へ進路を変え、沖縄に接近後、九州に近づく恐れがある。26日には、対馬海峡で温帯低気圧に変わる予報だ。しかし、本州付近にある前線を活発化させ、24日から26日にかけては場所によって、警報級の大雨となる恐れがある。
そもそも、1年間で台風が30個以上発生し、「30号」にまで至るのは2013年以来だ。今年は、異例の“台風ラッシュ”となっている。
暑さといい、台風といい、とにかく異常気象が連続している。一体、日本周辺で何が起こっているのか。三重大大学院教授の立花義裕氏(気象学)に聞いた。
■高い海面水温が元凶
「きのうはまさしく、地球温暖化で夏が長期化し、日本が四季から『二季』になったことを象徴する一日でした。山のふもとに高温をもたらすフェーン現象が起こるような地域だけが、この時期に真夏日となったのなら、まだわかります。しかし、東京都心などそうでない地域でも30度を超えたということは、やはり温暖化の影響が大きいのでしょう。また、今年は太平洋全体の海面水温が高い『スーパーエルニーニョ』が発生している。暖かく湿った海上の空気が、台風30号によって南から日本にもたらされたことも関係しているはずです」
台風の来襲も、まだまだおさまりそうにない。
「台風が次々出現しているのは、スーパーエルニーニョが一因です。高い海面水温がエネルギーを供給するため、台風が発生しやすい状況になっています。海面水温はしばらく高いままの見通しで、来月や12月にも、台風が発生すると予想されます」(立花義裕氏)
暑さも大雨も、当面は警戒が必要だ。
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地球温暖化により、首都圏への台風直撃の頻発化も危惧されている。関連記事【もっと読む】『台風25号直撃の千葉・印旛沼は堤防決壊で浸水被害…10月も大雨襲来&首都圏直撃の懸念』で詳しく報じている。