JR東日本千葉事業本部は23日の記者会見で、台風25号の影響で運休している内房線の姉ケ崎-長浦間について11月9日に運転再開するとの見通しを発表した。また、同様に運休中で来年4月1日に廃線を予定している久留里線の久留里-上総亀山間については復旧を断念する。同区間は事実上の廃線前倒しとなる。
9月21、22日に県内を襲った台風25号により内房線の姉ケ崎-長浦間に土砂が流入、電気設備も損傷を受けた。同社は同月23日時点で「復旧まで少なくとも3カ月」との見通しを示していた。
運転再開にあたり、長浦駅の折り返し設備撤去などが必要となるため、再開前日の11月8日は姉ケ崎-木更津間で終日運休となる。姉ケ崎-長浦間の代行バスは同日も運転する。
会見で三島大輔本部長は内房線について「県との役割分担を調整した結果、大幅に工程を縮めることができた」とし、「(線路脇を走る)県道側から大型重機を入れて線路内の土砂や樹木を撤去することができた」と早期復旧の要因を説明した。
台風25号による盛り土崩壊などで運休が続いている久留里線の久留里-上総亀山間については同社での調査の結果、復旧まで半年程度を要することが判明。同本部長は「年度内復旧が難しい。来年4月1日付けで廃止予定区間なので、鉄道復旧を断念した」と述べた。同区間は廃線前日の3月31日まではバスなどによる代行輸送を実施する。