10月24日(土)15時現在、大型の台風30号(チャンパー)は与那国島の北の海上を北北東に進んでいます。
台風が速度を上げたことで、沖縄の荒天はようやく落ち着いてきました。週明けにかけて九州に近づき、日本付近に停滞する前線の活動が活発になるため、西日本、東日本は大雨に警戒が必要です。
▼台風30号 10月24日(土) 15時現在
中心位置 与那国島の北約250km
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 北北東 20 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 40 m/s
台風は速度を上げて北上
昨夜から動きが遅くなっていた台風は、速度を上げて北上を始めました。
先島諸島を中心とした荒天は少しずつ落ち着いていて、平均風速は15m/s未満に留まる時間が長くなっています。
これまでの雨で地盤の緩んでいる所があり、16時00分の時点で竹富町にはレベル4土砂災害危険警報が発表中です。
台風が離れても周辺の海域では波の高い状態が続きますので、海岸付近での作業などは安全を確認の上で進めるようにしてください。台風の北上に伴い、明日25日(日)以降は奄美地方や九州の東シナ海側で波が高くなってきますので警戒が必要です。
26日(月)にかけて雨が続き雨量が増加
台風は明日になると進路を東寄りに変えて26日(月)朝には九州の西に達する予想です。前線に向かって水蒸気の供給が盛んになっていて、台風の接近前から活動が活発になっています。
26日(月)には台風が九州に近づいて、温帯低気圧に性質を変えながら前線と一体化する見込みです。低気圧の周辺は特に雨雲が発達し、1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降る可能性があります。
26日(月)夜までの雨量は前線の雨雲が長時間かかる対馬周辺で最も多く、200~300mmに達する予想です。そのほかの西日本や東日本でも100~200mmに達する所がありますので、土砂災害や河川の増水などに警戒をしてください。
台風31号は非常に強い勢力まで発達予想
▼台風31号 10月24日(土) 15時現在
中心位置 マーシャル諸島
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 ゆっくり
中心気圧 1000 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
台風31号(インファ)はマーシャル諸島近海でゆっくりと北北西に進んでいます。上空の風の流れが弱い領域で、今後も速度をあまり上げずに西寄りに進む見込みです。
勢力は急速に強まり、明後日26日(月)には強い勢力、28日(水)には非常に強い勢力となる予想です。
今年は早いペースで台風が発生 秋台風は要注意
平年の台風発生数
年間の台風発生数が31個に到達したのは2013年以来で13年ぶり、1951年からの統計では14例目で、10月末までに発生したのは統計史上5例目です。31号の発生の早さとしては統計史上4番目です。
2026年はかなり早いペースで台風が発生していて、9月末までの累計で平年より7個ほど多くなっています。
10月の発生数の平年値は3.4個で、まだしばらく台風発生の多い時期が続きます。秋の台風はスピードも速いため、被害をもたらす台風が多いことも特徴です。台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
また、今年は1月から10月まで毎月台風が発生している状況です。1951年からの統計で、1月から10月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風30号の名前「チャンパー(Champi / )」はラオスが提案した台風の呼名で、気象庁によると「赤いジャスミン(Red jasmine flower)」を意味すると説明されています。
なお、ラオ語のChampi()は、モクレン科の白っぽい花を咲かせる植物(Magnolia × alba)を指します。一方、Red jasmineという英語名はプルメリア(Plumeria rubra)にも使われ、こちらはラオ語でChampa()と呼ばれるラオスの国花です。どちらを意図した呼称かは断定できません。
台風31号の名前「インファ(In-fa / 煙花)」はマカオが提案した台風の呼名で、花火を意味する広東語からとられています。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)