元検事正の北川被告、小さな声で「争います」=「悔しい思いでいっぱい」と女性

「否認し、争います」。準強制性交罪に問われた元大阪地検検事正の北川健太郎被告(67)が27日、無罪を主張した。真っすぐ前を向き、小さな声で「検事正であったこと、(被害者が)部下であったこと、性交したことは認める」としつつ、元検事の女性は抵抗したり拒否したりできない状態ではなかったと訴えた。
午前10時10分ごろに法廷に姿を現した北川被告は、黒いスーツに白いワイシャツ姿で、落ち着いた様子だった。初公判で出廷した2年前と比べ、ほほはこけてやせたように見えた。
女性も、被害者参加制度を利用して公判に出席。検察官席の後ろに置かれたついたての向こう側の席からすすり泣く声が漏れる場面もあった。
女性は閉廷後に記者会見し、「性犯罪被害者の苦しみを誰よりも理解し、加害者と戦ってきた検察のトップが自己保身の主張を繰り返すことに、腹立たしく悔しい思いでいっぱい」と怒りをあらわにした。北川被告が無罪を主張したことは「恥知らずだ」と強く非難した。 [時事通信社]