首都圏で相次いだ闇バイト強盗のうち、2024年、横浜市で70代男性が死亡した事件などで強盗致死罪などに問われた実行役の藤井柊(28)、久保田陸斗(23)両被告の裁判員裁判の公判が29日、千葉地裁(日野浩一郎裁判長)であった。検察側は「重大、悪質な事件を立て続けに起こした」と非難し、いずれも無期懲役を求刑した。
弁護側は最終弁論で、主体的に事件を起こしたわけではないなどと主張。藤井被告は懲役28年、久保田被告は同23年が相当と訴え、結審した。判決は11月6日。
検察側は論告で、誰が男性に致命傷を与えたのかは判然としないとしつつ、両被告が重ねた暴行や強盗は残虐性、危険性が際立ち悪質だと主張。「共同で強盗の目的を達成した」とし、「同等の重い責任を負うべきだ」と強調した。
両被告は最終意見陳述で謝罪。久保田被告は「人の道を外れたことをした」などと語った。
起訴状によると、両被告は24年10月15日、横浜市青葉区の70代男性宅に押し入り、暴行を加えて死亡させたほか、同月8~9日に千葉県船橋市、同17日に同県市川市の民家に侵入し、住人にけがをさせ金品を強奪するなどしたとされる。 [時事通信社]