「公費解体」6市町村で開始めど立たず、熊本地震3か月・読売調査…「職員不足」「同意困難」など理由

災害関連死の疑いがある人を含めて38人が犠牲となった熊本地震は28日、発生から3か月を迎えた。
読売新聞は、災害で損壊した建物を自治体が代わりに解体、撤去する「公費解体」の熊本県内の状況について、災害救助法の適用を受けた21市町村にアンケート調査を実施した。17市町村が「住宅の公費解体を実施予定」と回答したが、うち6市町村では、職員不足などで開始のめどが立てられていない状況だった。実施する予定はないとしたのは4市町だった。
7月28日に発生した地震では、8万2000棟を超える住宅が被害を受け、全壊約2600棟、大規模半壊約1000棟、半壊約7900棟に上る。県は、来年末までに公費解体を完了させる目標を掲げる。2016年の地震では、完了まで2年8か月かかった。
アンケートで「実施予定」としたのは、震度7を観測した宇城市と氷川町、震度6強の揺れに襲われた八代市、イオンモール熊本の爆発事故が起きた嘉島(かしま)町など17市町村。うち熊本市、益城(ましき)町など4市町はすでに解体を始めているとした。
水俣市、嘉島町など6市町村は、職員の不足や、建物所有者の同意とりまとめが困難といった理由で、開始時期のめどが立っていないと明かした。