旭化成元社員を起訴 会社の機密情報を中国企業に渡す 高額報酬「地位保とうと」

旭化成の機密情報が中国の企業に流出した事件で、名古屋地検は元社員の男を起訴しました。男は「待遇の良さから専門家としての地位を保とうとした」と供述しています。
【画像】旭化成時代の元上司が語る被告の人物像
元上司「ショック」
古川祥一被告(66)の供述

「機密情報は何かに役立つとの思いからコピーして持ち出した」
27日、名古屋地検は大手化学メーカー「旭化成」の元社員・古川祥一被告を起訴しました。
おととし、旭化成の機密情報を中国企業の関係者に送信した不正競争防止法違反の罪に問われています。
旭化成時代の元上司

「彼の専門能力や会社でのキャリアを生かしながら仕事をやってくれていたので、非常に高く評価していた人物の1人です。ショックですよ」
古川被告は旭化成に新卒で入社した後、工場長や事業責任者を歴任。2018年に退職するまでおよそ35年間在籍していました。
愛知県警によると、退職から6年が経ったおととし5月に、古川被告の妻が設立した法人を通じて中国企業とコンサルタント契約を結びました。
その後、複数回にわたって中国企業の関係者に機密情報を送信しています。
古川被告の供述

「知識や経験が豊富であることを示すために情報を開示した」

「待遇の良さから専門家としての地位を保とうとした」
古川被告は、現地中国で高額な報酬を受け取るだけでなく、中国国内での会社への送迎や通訳を行う専属のアシスタントがついていました。
古川被告は、起訴内容をおおむね認めているということです。
(「グッド!モーニング」2026年10月30日放送分より)