捕獲後に山に放したツキノワグマ、再び公園付近に戻り駆除される…神奈川・秦野市「地域への執着が強い」

神奈川県秦野市は31日、市街地近くの観光名所「弘法山公園」の山林でツキノワグマ1頭を捕獲し、安楽死させたと発表した。10月11日以降、付近に相次いで出没していた個体で、市は19日に捕獲した後、県の保護管理指針に基づき丹沢山地の奥地に放獣したが、23日に再び公園付近に戻ってきていた。市は、今後も繰り返し出没して市民に危害を加える可能性があるとして、駆除に踏み切った。
駆除されたクマは、体長約1メートル35、体重約100キロのオス。31日朝、公園内に仕掛けた箱わなにかかっているのを市職員が発見した。放獣した際に取り付けた個体識別タグから同一個体と確認された。
市はクマの取り扱いを県と協議し、苦痛が少ない薬物による殺処分を選択。市の担当者は「地域への執着が強い個体。人に被害を出さないよう殺処分はやむをえない判断」としている。