台風15号の影響で復旧作業中だった千葉県にも、台風19号は猛威を振るい、50代の男性が死亡し、20人が重軽傷を負ったほか、民家9軒が全壊するなど大きな爪痕を残した。14日午後2時現在で計3万3千軒で停電が続いているという。
12日午前8時ごろに市原市永吉地区で吹いた突風は、気象庁の調査で13日、竜巻と推定された。県によると男性1人が死亡したほか、民家9軒が全壊、23軒が半壊、54軒が一部損壊したという。
東京電力パワーグリッドによると、14日午後2時現在で、鴨川市や南房総市などで計3万6千軒が停電。東電は、県内のほとんどの地域で16日までに、倒木などの影響で作業が難しい地域でも20日までに復旧する見通しとしている。
県は14日、給水支援や倒木の伐採などのため、自衛隊に災害派遣要請を行った。
また、茨城県との県境の利根川では水位が上昇し、13日夜には一時、氾濫危険水位に。香取、成田、銚子の流域の3市で避難勧告が出され、最大約5300人が避難した。
結局、直接的に水が溢れる「溢水(いっすい)」は確認されなかったものの、利根川への排水不良により、銚子市で県道が約20センチ冠水して通行止めになったほか、3軒で床上浸水、18軒で床下浸水があった。14日には水位は下降しているという。