富山市の人口水増し問題 市長「調査チーム立ち上げる」

富山市が2025年の国勢調査の人口を2000人以上水増ししたとされる問題で、藤井裕久市長は2日の定例記者会見で、市役所内に調査チームを立ち上げる方針を明らかにした。
総務省から刑事告発を受けた富山県警は先月3日、統計法違反容疑で市役所を家宅捜索し、全容解明を進めている。
藤井市長は会見で「原因の究明や検証を市独自で行いたい。警察の捜査が終わり次第、特別職をトップにして調査チームを作り、市役所内部で調査する」と述べ、国勢調査に関わった職員らから聞き取りする意向を示した。
第三者委員会設置の必要性も問われたが、藤井市長は「庁内の調査結果を踏まえて検討したい」と述べるにとどめた。
総務省によると、25年の国勢調査で調査員が「居住実態なし」と判断して書類に書き込んだ内容が、消しゴムで多数消されていたことが判明した。さらに居住実態がないにもかかわらず、新たに世帯を書き加えたとみられる形跡も見つかった。
富山県が4月に発表した速報値では、富山市の人口は40万2133人だった。国が調査内容を精査した結果、確定値は39万9197人となり、2936人下回った。
総務省は、調査の過程で意図的に人口が水増しされたとみている。【浜名晋一、川地隆史】