高市早苗首相、北朝鮮へ「働きかけ続けている」 拉致被害者救出「国民大集会」で強調

高市早苗首相は8日、東京都内で北朝鮮による拉致被害者の救出を求める「国民大集会」に出席し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記に対して「互いに実りある関係を作りたい。私には対話して具体的に行動する用意がある」と日朝首脳会談の開催を呼び掛けた上で、「具体的成果に結びつけるため働きかけを続けている」と強調した。
高市首相は昨年10月の就任以来、日朝首脳会談への意欲を示してきた。8日の集会では、就任から1年がたつ中で「(拉致被害者が)帰国を果たせていないことを心苦しく感じている」と述べ、「ご家族が肉親を抱きしめるその日まで私の使命は終わらない」と決意を語った。
拉致問題担当相を兼務する木原稔官房長官は、7月の国家情報局設置を通じて「拉致に関する情報をさらに収集・分析し、政府内での連携を強める」とし、「拉致問題を扱う最後の政権でなければならないという覚悟で日々臨んでいる。最善を尽くす」と話した。
拉致被害者の横田めぐみさん(62)=拉致当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(58)は政府に対し「日朝首脳会談をすみやかに実現し、両国が明るい未来を描ける道筋を作ってほしい」と強く求め、被害者や家族の高齢化などに触れながら「絶対に負けない、あきらめない覚悟だ」と語った。