「カメ止め」上田慎一郎監督に滋賀県が文化奨励賞 「いつかは滋賀を舞台に映画を…」

昨年大ヒットした映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(35)=滋賀県長浜市出身=に、滋賀県は「文化奨励賞」を贈ることを決めた。三日月大造知事が15日、記者会見で発表した。上田さんは毎日新聞の取材に「『自分は滋賀というチームの一員なんだ』ということを思い出させてくれた。いつかは滋賀を舞台に映画をとりたい」と喜びの声を語った。
県は1976年から、県内在住や在勤、県内出身などの個人や、県内に活動拠点を置く団体などを対象に、文化賞などを贈呈。現在は文化賞▽文化功労賞▽文化奨励賞▽次世代文化賞――があり、文化奨励賞はこれまで、直木賞作家の姫野カオルコさん(2014年に文化賞受賞)や、写真家の川内倫子さんらに贈られている。
上田さんは高校時代まで長浜市木之本町で過ごした。三日月知事は「地元の方々と交流されたり、若い世代へメッセージを発信されたりして、かなりパッションを持った青年だと感じる」と評価。贈呈式は11月1日に県公館であるが、本人は出席できない予定で「今回会えないのは残念だが、会う機会も探りたい」と述べた。
今回の受賞について、上田さんは毎日新聞の取材に「『カメラを止めるな!』でたくさんの賞をいただいたが、地元・滋賀県の賞は『自分は滋賀というチームの一員なんだ』ということを思い出させてくれた。昨年10月の滋賀での凱旋(がいせん)上映でも多くの地元の人に喜んでいただき、ありがたく思っている」と感謝の言葉を述べた。また「いつかは滋賀を舞台に映画をとりたいと考えている」と意欲を示した。
上田さんは劇場長編第2弾となる新作「スペシャルアクターズ」を制作。18日から全国で公開される。【成松秋穂、若本和夫】