名古屋市は15日、同市東区にコンビニ大手のファミリーマート(ファミマ)の店舗と一体化した認可保育園を整備すると発表した。全国初の取り組みで、来年4月に開園する予定。
市は昨年12月、同社と「待機児童対策に関する連携協定」を締結し、協議を進めてきた。1階にファミマ店舗が入り、1階の残りの部分と2階全てが保育園となる。保育園は保育事業者の「サンヨーホームズコミュニティ」が運営し、定員は60人で生後6カ月から受け入れる。市は保育園の内装整備費などの初期投資に最大約4700万円のほか、賃料の一部として最大で月約80万円を補助する。
予定地は、市中心部にある市営地下鉄東山線新栄町駅から約200メートルで、利用者にとっても利便性が高いが、その分地価や賃料が高くなる。一体で整備することで、園とファミマ双方が賃料を安く抑えられるという。市の担当者は「これまで整備しにくかった地域でも保育所ができる」とし、ファミマの広報担当者は「出店コストを抑えられるし、保育園の利用者には常に店舗の明かりがあることで安心感を提供できる」と話している。【野村阿悠子】