「灘のけんか祭り」として知られる兵庫県姫路市白浜町の松原八幡神社秋季例大祭が15日、本宮を迎えた。神社近くの練り場では、神輿(みこし)3基を激しくぶつけ合う「神輿合わせ」が披露された。「バキッ」「ドスン」という大きな音を立てながら神輿がぶつかると、練り場の観客席から歓声が湧いた。
激しくぶつかるほど、神意にかなうとされる。神輿を担ぐ「練り番」は地元の7地区が毎年交代で務め、今年は東山地区が担当。氏子らは独特の節回しでかけ声を出しながら、神輿を担ぎ、何度もぶつけ合った。広場には神輿の屋根などが割れる音が響き、観客から大きな拍手が送られた。
その後、練り場には他の6地区の豪華な屋台も登場。赤や緑、青など色とりどりのシデ棒に囲まれ、複数台で華やかな練りを披露し、会場は熱気に包まれた。東山地区顧問、柴田泰海さん(74)は「神輿の合わせ方が上手。壊すほどいいとされるので、あれ(くらいの壊れ方)やったらええな」と満足げだった。【幸長由子】