国際線事故想定し訓練=愛知・中部空港〔地域〕

中部国際空港(愛知県常滑市)の制限区域内(駐機場)で10日、消火救難・救急医療訓練が行われた。毎年実施しており、今回は台北発航空機が着陸後にエンジントラブルにより爆発炎上したとの想定。空港関係者や警察、消防などの公的機関に加え、医療関係者や看護学校から約400人が参加した。
大型バスを事故機に見立て、消火活動のほか、乗客・乗務員の緊急脱出から負傷者の救護手当て、遺体搬送など一連の訓練が約2時間にわたって行われた。遺族対応の訓練として、亡くなった乗客の遺体と遺族が対面する場面も設定された。
講評で、愛知県医師会協同組合連合会の杉田洋一副会長は、負傷程度で患者を分ける「トリアージ」に時間がかかったと指摘。「重傷であるほど時間が重要になる。それを肝に銘じてやってほしい」と訴えた。
また、中部国際空港の犬塚力社長は「来年の東京五輪・パラリンピックに先立ってG20(20カ国・地域)外相会合などがあり、関係機関と連携を深めながらより安心安全な空港を目指したい」とあいさつした。