岡山県総社市の共産市議だった仲達幸弘氏(65)が入院手術と偽って議会を欠席し、豪華客船の旅に参加していた問題で、同市議会は15日、仲達氏を「有印私文書偽造罪などに該当すると思慮する」として剣持堅吾議長名で総社署に告発状を提出した。
仲達氏は今年8月28日の市議会定例会の初日と同30日の委員会を「入院手術」を理由に休んだが、実際は船旅に参加した。9月5日に旅行を企画した山陽新聞の紙面に仲達氏らしき人物が写った写真が掲載され、議会内外で「仮病では」と指摘されると、仲達氏は病院の退院証明書や領収書、山陽新聞事業社の印がある「旅行不参加証明書」を提出して否定した。
しかしその後、不参加証明書は仲達氏が偽造したものと判明し、病院の書類も自ら作成したことを認めた。今月11日に議会から辞職勧告を受けた後、同4日に提出していた議員辞職願が許可された。
同議会は、「有印私文書偽造や有印私文書変造・同行使の罪に該当する可能性がある」としている。【小林一彦】