【ソウル共同】韓国の産業通商資源省筋によると、日本政府は30日までに、輸出規制を強化した韓国向けの半導体材料3品目のうち、半導体の洗浄に使う高純度の「フッ化水素」の輸出を先月の規制強化後に初めて許可した。今回輸入するのは韓国の電機大手サムスン電子。聯合ニュースによると、サムスンが7月4日前後に許可を申請していたという。
ただ、産業通商資源省関係者は、個別の輸出許可には「一喜一憂しない」と強調。日本に一連の規制強化措置の撤回を求める考えで、今回の輸出許可が日韓関係の緊張緩和につながるかどうかは不透明だ。