山形県川西町のJR米坂線羽前小松駅で保護された迷い猫「しょこら」が12日、「駅長」に就任した。辞令を交付され、駅長の帽子を頭に載せられると、見守った町民らから「可愛い」と声が上がった。
「しょこら」は今年5月2日、駅の駐車場に現れた。切符の販売など駅の管理・運営をする地元のNPO法人「えき・まちネットこまつ」の細谷絵里子事務局長(38)は、タクシーの運転手から「車が往来するので危ない」と聞き、同16日に駅舎内に保護した。
グレーと白の品のある毛並みを持ち、推定2~3歳の雑種のオス。町内の「川西ダリヤ園」にちなみ、「ショコ・ラ・ダリヤ」と名付けられた。改札窓口のカウンターに座っては乗客らにかわいがられ、その後、元の飼い主は見つかったが、話し合いで細谷さんが駅で飼うことに。当初4キロほどで痩せていたが、今は5・7キロほどという。
体をなでられるのは大丈夫だが、カメラのフラッシュは苦手。NPO法人の江本一男理事長は「しょこらが町を元気にしてくれる」と語った。【佐藤良一】