台風19号で吉田川が氾濫し、浸水した宮城県大崎市のコメ農家、八木秀敏さん(69)の自宅は1週間たった今も水が完全には引いていない。
福島県郡山市から駆けつけた長男秀一さんと、雨足が弱まった19日午後、水深1・5メートルほどになった場所を船で渡り、家具などが散乱する自宅や倉庫の片づけをした。
今年収穫し、家族や親戚のため倉庫に置いていた1年分の米は水につかり、すべてだめになってしまった。八木さんはため息をつきながら「悲惨だあ。水が引かなければ片づけた物を置く場所もなく、全然進まない。早く水が引いてくれるのを願うのみです」と話した。
飼い猫のチャメは家を離れたがらない。八木さんは浸水を免れた2階でチャメにえさを与えた。【和田大典】