宮城県内で最も多い8人が死亡した丸森町の坂下地区では、雨が降る中、警察官ら約100人が行方不明2人の捜索を続けた。
台風通過後の13日、大槻利子さん(70)と母の竹子さん(92)が住む民家が土砂に押し流され、土台だけになっているのが見つかった。当時、この家に避難していた利子さんの妹、小野正子さんと夫新一さん(67)の計4人の行方が分からなくなり、これまでの捜索で2人の遺体が見つかった。うち1人は新一さんと見られている。
この日は、ヘルメット姿の警察官が斜面を下りながら、がれきや土砂の中を確認したが、手がかりはなかった。捜索を指揮した県警の高嶋文智機動隊長は「一刻も早く行方不明者を見つけたい」と話した。利子さんと親しい近所の佐藤キクさん(70)は「まだ信じられない」と言葉を詰まらせた。【平家勇大】