福島県郡山市は19日、台風19号による浸水で、同市富久山町福原のメッキ加工会社「サンビックス」の第2工場から毒物のシアン化合物が流出したと発表した。工場外の側溝から排水基準の156倍に当たる1リットル当たり78ミリグラムを検出した。工場内の廃液槽から、シアン化ナトリウムを含む廃液が漏れた可能性があるという。
同工場南側の別のメッキ工場でも、基準の46倍のシアン化合物の流出が確認されている。
長野市も同日、千曲川の堤防決壊で浸水した同市穂保のメッキ工場から、シアン化合物が流出した可能性があると発表した。工場の入り口付近から基準値を超える量が検出された。健康被害の報告はないという。【笹子靖、ガン・クリスティーナ】