新潟県魚沼市井口新田で19日午前7時25分ごろ、自動車販売店勤務の50代と60代の男性2人がクマに襲われ重傷を負った。クマは同午前8時40分ごろ、現場から約450メートル離れた市中心部の市街地にある食品加工会社で、猟友会員によって射殺された。
自動車販売店勤務の関日出丸(ひでまる)さんによると、午前7時ごろ出勤してきた60代男性がゴミを捨てに店の裏へ行ったところ、車の横にひそんでいたクマに突然襲われた。救助に向かった50代男性も頭や顔をひっかかれ、出血するなどの大けがを負った。2人は重傷で、病院で手術を受けたという。
当時、会社には襲われた男性2人を含む5人がいた。関さんは「社長が2人が襲われていることに気付き通報しました。私は会社付近を横切るクマの姿が見えたので、警笛を鳴らしながら車でクマを追い払いました」。クマは店近くの川を越え、食品加工会社の方向へ逃げていったという。
新潟県警小出署によると、自動車販売店の110番からまもなくして、食品加工会社から「工場内にクマがいる」と通報を受けたという。射殺されたクマは体長約1・3メートルの雄。周辺では、18日にも男女4人が住宅の敷地内で襲われて負傷しており、同署は4人を襲ったクマと同じか調べている。