首相、生活再建策を指示「スピード感もって」 長野を視察 台風19号

安倍晋三首相は20日、甚大な被害を出した台風19号について「(今年度予算の)予備費と災害復旧費合わせて5000億円の財源がある。生活再建に向けて対策パッケージを早急に取りまとめたい」と表明した。被災地視察のため訪れた長野市で記者団に語った。その後、首相官邸で非常災害対策本部の第10回会議を開き、対策パッケージの取りまとめを関係閣僚らに指示した。
首相は会議で「(被災者の)生活となりわいの再建は待ったなし」と強調。「被災者の気持ちに思いを致し、政府一体となって被災地のためにスピード感をもって諸対策を進める」と語った。
これに先立つ被災地視察では、千曲川の堤防が決壊した長野市の現場を訪れ、犠牲者の冥福を祈って黙とうした。避難所となっている同市の運動施設も訪れ、被災者や復旧にあたる自衛隊員らを激励。長野県庁では、阿部守一知事や加藤久雄同市長らと意見交換し、国の支援強化を求める要望書を受け取った。【杉直樹】