技能実習生として来日後に実習先から逃亡したベトナム人2人を人材派遣会社に紹介したなどとして、兵庫県警外事課などは21日、入管難民法違反(不法就労助長)などの疑いで、ベトナム国籍のアルバイト、フイン・ホア・ナム被告(26)=同罪などで起訴=を逮捕したと明らかにした。「母国で借金があった」などと容疑を認めている。
県警によると、フイン容疑者は昨年4月~今年3月ごろ、実習先から逃亡した技能実習生ら就労資格のないベトナム人の男女計124人を兵庫県西宮市内の人材派遣会社へ紹介。ベトナム人は神戸市や西宮市の工場などに派遣されており、県警はこのうち64人をすでに摘発している。
逮捕容疑は今年5月、人材派遣会社に技能実習生のベトナム国籍の男2人を紹介したなどとしている。