飛鳥時代の蹴鞠(けまり)を復元したイベント「万葉蹴鞠の宴飛火野」が20日、奈良市の春日大社境内であった。古代装束を身にまとった選手たちが華麗な脚さばきを披露し、観光客らも一緒に蹴鞠を楽しんだ。
競技としての万葉蹴鞠は、主催のNPO法人「奈良21世紀フォーラム」(植野康夫理事長)が2002年に考案した。鹿皮製の白球を地面に落とさないようにパスを回し、相手チームの陣地に蹴り込む。
この日、フリースタイルフットボール選手の飯島正人さんが蹴鞠のリフティングを披露し、春日大社に万葉蹴鞠を奉納。飛火野に移って、同フォーラム内の万葉蹴鞠会のメンバーらが古代装束で観光客らに試合を披露した。点が入ると、天理大学雅楽部が雅楽器を演奏し、優雅な雰囲気を醸し出していた。試合を見ていた外国人の観光客らも交じって一緒に楽しんだ。
初めて万葉蹴鞠を体験した光岡茉利子さん(34)=奈良市=は「鞠があまりはねないので難しい。趣味でやっているセパタクローと似ていて面白かった。練習をして来年も出てみたい」と話した。【萱原健一】