匿名でも報酬に報告義務、北海道 警察執筆料問題で規則を改正

警察庁と17道府県警の警察官らが昇任試験問題集の執筆料を出版企業から受け取っていた問題で、北海道は報酬の報告義務について定めた道公務員倫理規則を改正、規則が1日施行した。これまでは管理職員が職責や立場を明らかにしていた場合に限り報告義務を課していたが、匿名の場合にも報告を求める内容。
道によると、警察官を含む管理職員が1回5千円を超える報酬を得た場合、旧規則では「職員が行うものであることを明らかにして行うもの」に限定し贈与等報告書の提出を求めていた。改正でこの文言を削除した。
問題を巡っては、報酬を得ていた道警の警察官の大半が匿名で執筆していた。