嘉手納の米軍機から3.6キロの部品落下、基地内で発見か 被害確認されず

防衛省沖縄防衛局は21日、沖縄県の米軍嘉手納基地(嘉手納町など)で18日に米空軍の特殊作戦機MC130Jの主脚の部品がなくなっていたと明らかにした。離着陸時に落下したとみられるが、落下による被害は確認されていない。部品はその後見つかった。
防衛局などによると、18日早朝の機体の点検で、トルク管と呼ばれる部品(縦約90センチ、横約7・5センチ、重さ約3・6キロ)がなくなっていた。米軍は部品の発見場所を「米軍管理の飛行場内」としているが、嘉手納基地内とみられる。
在日米大使館から日本政府に情報が入り、防衛局は18日夜に沖縄県に連絡。県が21日に発表し、防衛局が事実関係を明かした。
沖縄では8月27日に米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の米海兵隊大型ヘリコプターCH53Eから窓が海上に落下するなど、米軍機によるトラブルが頻発している。【遠藤孝康】