即位礼正殿の儀が催された22日は今年に限って祝日となり、大学ごとに講義を行うか否かで対応が分かれた。また、模擬試験を実施した大学予備校では、普段と変わらず勉強に集中する受験生の姿がみられた。
この日は、東京大やお茶の水女子大などが全学部で休講の措置をとった。東京大は「学部通則」により、土日などに加えて国民の祝日も休業日と定めているという。
一方、中央大や法政大などは全学部で講義を行った。両大は「即位礼正殿の儀の祝日が決まる前の昨秋に今年度の学年暦(講義スケジュール)が決まっていた。休講にすれば、単位の付与に必要な受講数を確保できなくなる」としている。
また、教育学部の単科大である東京学芸大も講義を実施した。同大は「3年生は教育実習を行ったばかりで、その間は講義を受けられない。その分をカバーするため、この日の講義の実施はやむを得ない判断だった」と明かした。
中央大3年の女子学生(20)は「電車は休日ダイヤなので、講義を受けるために余裕を持って家を出なければいけなかったし、親は仕事が休みなので一緒に出かけたかった」とこぼしつつ、「延期された祝賀パレードは大学が休みの日曜に行われるので、沿道で見てみたい」と語った。
また、東京都内の大手予備校はこの日、大学入試に向けた模擬試験を行った。試験を受ける男性(19)は「(式典に)興味を持つべきかもしれないが、浪人中なので気にかける余裕がない」と話し、足早に会場に向かった。【水戸健一、伊澤拓也、斎藤文太郎】