「奈良の柿検定」今年で終了 合格率5.7%の高難度、25日まで受験者募集

「富有(ふゆう)柿の受粉に用いる昆虫は次のうちどれでしょう。①ミツバチ②カキミガ③カイガラムシ④アブラムシ」――。柿や県内の柿産地について問う「奈良の柿検定」が11月10日に橿原市で開かれる。過去の合格率が約5.7%という高難度のご当地検定。10回目を節目に今回で最後となる。主催する県果樹研究会は「今年も柿の魅力を深く知ってもらう一日にしてほしい」と話し、今月25日まで受験者を募集している。【萱原健一】
同検定は、柿の魅力を再認識してもらおうと、五條市西吉野町に事務局を置く同研究会が2010年に始めた。出題は4者択一の計50問。8割以上正解すれば合格となる。柿の知識以外に、県内の柿産地である五條、御所、天理、下市の観光・産業に関する設問もあり、対策が難しいとされてきた。
応募は毎回おおむね定員の100人を超える。東京でクイズラリー形式で開催した昨年を除けば、過去計8回の受験者は計952人に上り、うち合格者は延べ55人。合格率は約5・7%と狭き門だ。13年の第4回検定では83人が受験し、合格者はゼロだった。一方、常連の受験者もおり、橿原市の男性は唯一4回合格して同会から「柿博士」に認定された。
ファイナル検定となる今回は合否は判定せず、上位3人に記念メダルを贈呈し、上位5人に西吉野産の富有柿を5個ずつ贈る。また、採点中に行うイベントでは富有柿や柿の加工品などが当たる抽選会や、県産柿の食べ比べがある。
第1回検定に同研究会の柿部会長として携わり、現在は研究会会長を務める上平茂之さん(55)=五條市西吉野町西新子=は「この10年で柿のイメージアップにつながったと実感する。検定は最後だが、今後もいろいろな形で柿の魅力を発信し続けたい」と話す。
受験料は無料
受験会場は橿原市東竹田町のリサイクル館かしはらプラザ棟。試験は午後1時40分から50分間。定員100人。受験料無料。問い合わせは、同研究会(0747・24・0061)。
冒頭の問いの答えは「①」。