JR花咲線100周年記念 旧標津線を巡るツアーに24人参加

北海道のJR花咲線の厚岸―厚床間が11月で開業100周年を迎えるのに先立ち、「花咲線絶景と開業100周年駅と旧標津線を巡るツアー」(花咲線を盛り上げる会主催)が行われた。日本最東端の鉄路で知られる花咲線に乗って車窓の風景を楽しみ、地域の開拓を支えた旧標津線沿線の魅力を味わうツアーで、12日に実施され、釧路や根室などから24人が参加した。
1989年に廃線となった旧標津線の終点の名残をとどめる「標津転車台」では、地元の保存会が蒸気機関車を転車台まで移動し、標津線が地域を支えていた当時の情景を再現。第二次世界大戦の日本敗戦で、色丹島から引き揚げてきた千島アイヌが移住後に心の支えとしていた「上武佐ハリストス教会」では、信者の男性から一般的な十字架とは形が異なる十字架の意味などの説明を受けた。
岡山市から参加した会社員、畠瀬容子さんは「開拓当時の情景をひしひしと感じ、昔の人はすごいなと思いました」と往時をしのんでいた。【本間浩昭】