24日間におよぶ選挙戦で見事にトップ当選を果たしたのは、リンゴとザリガニが大好きというあの候補――。弘前市の弥生いこいの広場で9月21日~今月14日に行われた「動物総選挙2019」の開票結果が21日公表され、多くの子供たちの支持を集めたというアライグマが初代王者に輝いた。
同選挙は、同広場で飼育されている約50種類の動物の中から8種類を選定し、来場者やインターネットの投票で人気ナンバーワンを決める初めてのイベント。同広場と北里大獣医学部(十和田市)のZOOゼミが共同で企画した。
ゼミの学生16人は、担当した動物の特徴などを調べ、「お昼寝大好き党 その姿にあなたも癒(いや)される!」(ニホンアナグマ)、「目が合ったらあなたはもうトリコ」(シロフクロウ)などのPRメッセージを書いた写真付きの「選挙ポスター」を同広場に掲示したり、インターネットに掲載したりして、投票を呼びかけた。
この日は、インターネットなどで開票結果を公表。投票総数1717票のうち、333票を獲得したアライグマが1位。2位は13票差でプレーリードッグ(320票)、3位はフンボルトペンギン(303票)だった。
同広場の本間清昭動物係長(53)は「アライグマは来場者に愛嬌(あいきょう)を振りまいたりして、特に子供たちへのアピールがすごかった」と感心。同大獣医学部動物資源科学科の小倉匡俊助教(36)は「子供たちを中心に若い人たちには親しみやすいイベントになった。学生たちも企画運営に協力し、いい経験になった」と話していた。
1位のアライグマには、11月10日の同広場閉園感謝祭で、ご褒美が贈られる予定だが、何かはお楽しみという。【藤田晴雄】