ここ数年、渋谷駅前(東京都渋谷区)に群衆が集まり混乱している10月末のハロウィーンを控え、同区の長谷部健区長は24日、区役所で記者会見を開き、「マナーとモラルを守って楽しんでほしい」と、節度ある行動を呼びかけた。
区では、ハロウィーンの警備や啓発などに約1億円を投じると発表。群衆が集まる土曜日の26日と、当日の31日のいずれも午後6時から翌朝5時まで、警備員百数十人を配置する。区職員もパトロールし、路上での飲酒をしないよう注意する。この他、駅周辺4カ所に計60基の仮設トイレを設置、地元商店街などで構成する団体が「SHIBUYA109」付近に着替えられるスペースを設ける。
長谷部区長は「区の主催するイベントではなく自然発生的なもの。本音を言えば、区の税金を使いたくはない。迷惑行為をせずに楽しみ、終電までに帰ってほしい」と話した。
昨年は10万人ともいわれる群衆が集まり、酔客などによる混乱もあった。区は今年、当日などに駅周辺の路上や公園での飲酒を禁止する条例を制定した。【日野行介】