24日午前5時半ごろ、金沢市角間町の金沢大角間キャンパスで校舎のガラス製ドアが割れているのを大学職員が見つけた。別のドアには大型動物の足跡のようなものが残されていた。直前に大学敷地内でクマが目撃されており、石川県警金沢中署は、このクマが破壊した可能性が高いとみている。けが人はなかった。
大学によると、自然科学5号館の1階裏口のドアのガラス部分(高さ、幅約1メートル)2枚の中央から下部にかけて、数十センチの穴が開けられていた。ガラスの破片はドアの内側と外側両方に散乱しており、クマが出入りした可能性があるという。また別の出口の自動ドアには、人間の手の2倍ほどもある大きさの足跡が残されていた。
一方、この約1時間20分前、新聞配達をしていた人から「大学敷地内でクマを見た」との通報があった。大学は学生や教職員に一斉メールを流して注意を呼びかけたが、日中にクマを目撃した人はいなかったという。
キャンパスはJR金沢駅から約6キロ離れた山間部にある。金沢市では今年度、クマの餌となる木の実が凶作で、大学付近では目撃情報が相次いでいる。大学院2年の開発秀星さん(25)は「校舎の中まで入ってきたのにはびっくりした。怖い」と話した。【井手千夏】