元TBS記者の代理人弁護士が懲戒の可能性 伊藤詩織さんへの侮辱的な書き込みで

フリージャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、元TBS記者の山口敬之氏(53)から性的暴行を受けたと主張する問題で、山口氏の代理人で愛知県弁護士会所属の男性弁護士が、自身のブログに伊藤さんへの侮辱的な書き込みをしたとして、同弁護士会綱紀委員会は懲戒の可能性があるとして懲戒委員会に審査を求めることを決めた。決定は9月12日付。懲戒委員会が審査している。
男性弁護士は、伊藤さんが山口氏に暴行への慰謝料を求めた訴訟の代理人を務めている。既に消されているブログで「詩織が主張する性暴力被害が全くの虚偽・虚構に過ぎない。虚妄に基づく一方的な主張」などと記載。また伊藤さんが被害をつづった手記について「山口氏の名誉・社会的信用を著しく毀損(きそん)する犯罪的行為」などと書いている。
県弁護士会によると、今年に入ってブログの内容などを問題視する懲戒請求を受け、法曹三者らで構成する綱紀委員会が調査。「品位を失うような非行があった」などと判断し、懲戒審査を求める議決を出した。男性弁護士は「弁護士会の議決は著しく不当」とコメントした。
伊藤さんは2015年4月、就職相談のため会った山口氏と飲食中に意識を失い、東京都内のホテルで性的暴行を受けたと主張。東京地検は16年、山口氏を不起訴処分とし、伊藤さんの申し立てを受けた検察審査会は17年9月に不起訴相当と議決した。【川瀬慎一朗】