秋篠宮家の次女・佳子さま(24才)は9月15日から25日までの11日間、オーストリアとハンガリーを公式に訪問される。それぞれ、友好150周年、外交関係開設150周年の機会に合わせてのこと。
【写真】佳子さまは清楚な白のジャケット&ワンピース姿
「今回は佳子さまにとって初めてとなる海外への公式訪問です。オーストリアの首都ウィーンでは少年合唱団と引見され、国立歌劇場でバレエを鑑賞される予定で、芸術色の濃いご訪問となりそうです。ハンガリー・ブダペストのリスト音楽院では日本人留学生の演奏を鑑賞する場も設けられます」(宮内庁関係者)
とても優雅なご訪問となりそうだが、5月の御代がわり以降、佳子さまのご活動は目立つものではなかった。今年3月、国際基督教大学を卒業された佳子さまは、成人皇族としての活躍が期待されていた。
「ところが、公務の担い手としては、現在はいささか寂しい状況です。5月には御代がわりに伴う行事がいくつもありましたが、それ以降の公務は多くありません」(皇室記者)
7月末の宮内庁の記者会見では、佳子さまと近い世代の女性記者から「佳子さまは普段何をされているのか」という質問が飛んだ。回答は「お変わりなくお元気です」というもの。記者が「佳子さまの同世代は社会に出て忙しい時なのに、ご本人はどう過ごされているのか」と食い下がると、「元気にお過ごしです」とお茶を濁すだけだった。
一方、姉の眞子さま(27才)は7月中旬から2週間に及んだ南米訪問を終えられたばかりだ。訪問先のボリビアでは日本人移住120周年記念式典に出席されたほか、現地の人々と数々の交流を果たされた。
「ペルーのマチュピチュ遺跡を視察された際には、2000mを超えるその標高で、歩き回らねばなりませんでした。随行した人の中には、高山病を発症する人もいたそうです。
そんな過酷な状況でも、眞子さまは笑顔を絶やさず、現地の人々の説明に熱心に耳を傾けられていました」(前出・皇室記者)
秋篠宮家の内親王の公務には、「姉妹格差」が生じているようだ。
「眞子さまは南米滞在中、公式に予定されていた分で7回、細かいご発言を含めると10回ほど、現地の人々に向けてスピーチされる機会がありました。それも、決まった言葉を繰り返されるのではなく、それぞれの場面に最適な内容をご自身で考え抜かれていた。
一方、佳子さまが欧州訪問で言葉を述べられるのは、今のところオーストリアでのレセプションと、ハンガリーでの夕食会の2回のみ。
また、1日で数多くの場所を訪問された眞子さまに比べ、佳子さまのスケジュールにはかなりのゆとりがあります。佳子さまには外国交際にかかわる宮内庁式部職の式部副長が同行しますが、それも眞子さまの時にはなかったことです」(別の宮内庁関係者)
国内の公務も同じ傾向がある。眞子さまと佳子さまが揃って参加された行事を除くと、5月には眞子さまが10日分だったのに対し、佳子さまは2日分のみ。6月は眞子さまが5日分で佳子さまが3日分。眞子さまが11日間の南米訪問をされていた7月は、佳子さまは2日分のお出ましだった。
佳子さまは今のところ就職されていないが、眞子さまは東京大学総合研究博物館(丸の内)に週3日ほど出勤されながらも、激務をこなされている。
「1つには、眞子さま自身がご自身の結婚での逆風を感じられていることがあるのかもしれません。私的な問題とはいえ公務をしっかりこなせば、周囲の目も変わり、国民の理解を得られるであろうことを理解されているのだと思います」(皇室関係者)
もう1つは“評判が評判を呼ぶ”ということだろう。
「南米訪問でもそうであったように、眞子さまの公務への姿勢は丁寧で、現地の多くの人が好感を持つそうです。ぜひ眞子さまにもう一度、いらしてほしいという公務の依頼も多いと聞きますから、眞子さまのお出ましが増えるのは、自然なことかもしれません」(前出・別の宮内庁関係者)
※女性セブン2019年9月12日号