アイドルグループ「嵐」のコンサートチケットをSNSで高値で転売したとして、大阪府警は24日、札幌市白石区の保育士の女(24)をチケット不正転売禁止法違反容疑などで書類送検した。
6月に施行された同法での摘発は全国初。嵐は、来年末での活動休止を発表しており、女は「チケットが高く売れると思った」と容疑を認めている。府警は17人分のチケットを計約90万円で売ったとみている。
発表では、女はSNSで購入者を募り、6月と9月、大阪市内で行われた嵐のコンサートなどの電子チケット4人分(定価計3万2000円)を徳島県の女子高校生ら3人(10~20歳代)に計42万3000円で売った疑い。
女はSNSを通じ、自分の入場用を含めた複数の電子チケットを正規の購入者から買い、定価の最大約15倍で販売していた。
嵐の電子チケットは、スマートフォンの画面に、正規の購入者の名前が表示される。入場時に本人確認書類の提示が求められるが、女は、購入者の名前で架空の社員証を偽造。販売した少女らと会場付近で落ち合って、偽造社員証を渡し、入場させていたという。
女は「嵐のファンで多くのコンサートに行きたかった。転売は、コンサート費用に充てるためだった」と供述している。
チケットの高額転売は、会場周辺などの公共の場では、都道府県の条例で取り締まられてきたが、ネット上は対象外で、チケットを大量に売りさばく「ネットダフ屋」が横行していた。
同法は、来年の東京五輪・パラリンピックなどを見据えて施行。ネット上も含め、定価を超える転売を繰り返すことを禁じている。