神戸市立高倉台小学校(同市須磨区)で今月9日、1年生の担任の40代女性教諭があいさつの号令をめぐり、クラスの児童全員を約1時間立たせたままにしていたことが25日、市教育委員会への取材で分かった。
市教委によると、教諭は授業終了時、日直の児童が「起立、礼」と号令を掛けた際、「着席」をうまく言えなかったとして、その後約1時間、約30人のクラス全員を起立させていた。
翌日保護者から学校に問い合わせがあり、校長が教諭に確認。市教委が報告を受けたのは21日だった。市教委によると、教諭は反省しており、立たせた理由を「号令を言えるまで待っていた」と説明している。市教委はいきさつを詳しく調べる方針。