防犯カメラに不審な男女の姿 横浜・ダイヤモンド窃盗事件

横浜市内の宝飾展会場で24日、時価約2億円相当のダイヤモンドが盗まれた事件で、ショーケースの近くで不審な動きをする男女が会場の防犯カメラに映っていた。捜査関係者への取材で判明した。男がショーケースの扉を開けて手を突っ込む様子が映っており、前日にはこの男と似た人物が会場に出入りする姿も記録されていたという。神奈川県警が関連を調べている。
会場は横浜市西区のコンベンションセンター「パシフィコ横浜」のホール。24日午後、埼玉県内の宝飾店が展示していた裸石「ダイヤモンドルース」1個が盗まれた。午後5時ごろ、ショーケースから取り出し客に見せていたが、約1時間後に店の関係者がダイヤがなくなっていることに気づいた。ショーケースに戻した際、施錠し忘れた可能性がある。
捜査関係者によると、不審な男女が映っていたのは午後5~6時ごろの間。映像には、宝飾店の店員らが別の客に対して接客している傍らで、男がショーケースに手を伸ばし、女性がショーケースに近づいてくる姿が映っていたという。【池田直】