江戸の風情残す川越まつり開催=埼玉県川越市〔地域〕

埼玉県川越市で今年も「川越まつり」が開催された。「蔵造り」の街並みには、はやしの音色が響き、多くの観光客や地域の家族連れらでにぎわった。
川越まつりは1648年に当時の川越藩主である松平信綱が氷川神社に獅子頭やみこしなどの祭礼用具を寄進したことに始まり、370年以上の歴史を持つ。江戸天下祭の影響を強く受け、豪華絢爛(けんらん)な山車が引き回され、かつての江戸の風情を今も残している。
2005年には「川越氷川祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、16年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。今年は県指定有形民俗文化財で1862年に作られたという「羅陵王(らりょうおう)の山車」や、市が所有する「猩猩(しょうじょう)の山車」など18台が参加し、市内を練り歩いた。
ここ数年の来場者数は70万~90万人。今年は台風19号や初日の雨の影響もあった中、88万1000人が訪れた。市観光課によると、「開催について県外から多数の問い合わせがあった」という。