世界遺産に指定されている奈良・法隆寺の第129世住職で、聖徳宗第6代管長の大野玄妙(おおの・げんみょう)さんが25日、肺がんのため奈良県橿原市の病院で亡くなった。71歳。通夜は近親者のみで27日午後6時、密葬は28日午後1時、いずれも同県斑鳩町幸前2の1の16の法隆寺グランドホテル。後日、本葬を営む予定だが日時は未定。自宅は同町法隆寺山内1の14の宗源寺。喪主は長男玄道(げんどう)さん。
1947年、大阪市生まれ。3歳から法隆寺に住み、9歳で得度した。龍谷大大学院修士課程修了。法隆寺執事、聖徳宗教学部長、法隆寺執事長などを経て99年4月から住職・管長を務めてきた。父の可圓(かえん)さん(2005年に87歳で死去)も法隆寺住職だった。
49年の火災で焼損した金堂壁画(7世紀、国重要文化財)の公開に向け、15年に専門家らでつくる保存活用委員会を設立し、科学的な調査も進めた。改憲に反対する立場での活動にも取り組み、宗派を超えた「宗教者九条の和」の呼びかけ人も務めた。