「空襲の記憶まざまざと」兵庫・姫路で慰霊式典 500人が犠牲者悼む

太平洋戦争の空襲犠牲者を悼む「太平洋戦全国空爆犠牲者追悼平和祈念式」が26日、兵庫県姫路市の手柄山中央公園にある慰霊塔前で営まれた。遺族や地元の小中学生ら約500人が参列、犠牲者を悼んで花を手向けた。
空襲被害を受けた全国107都市でつくる「太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会」(代表理事=泉房穂・明石市長)の主催。慰霊塔(高さ約27メートル)は1956年10月26日、全国からの寄付で建立された。剣を地中に突き刺したデザインで「もう戦争はしない」との誓いを表現している。
式辞で、清元秀泰・姫路市長は「戦争の惨禍を繰り返すことのないよう平和の尊さを発信し、次世代に伝えていくことが我々の重大な責務だ」と述べた。45年7月の姫路空襲で祖父母を亡くした同市の黒田権大さん(90)は「74年前の空襲の記憶がまざまざとよみがえった。次の世代に伝えるためにも式典は意義深い」と話した。【花牟礼紀仁】