星野リゾート(長野県軽井沢町)は、山口県長門市の湯本温泉のホテル跡地で建設中の温泉旅館「界(かい)」が、来年3月12日に開業することを発表した。「界」は星野リゾートの温泉旅館ブランドで、長門が16施設目になる。
客室は山口の武家文化を生かした「藩主が泊まる部屋」をイメージしており、ベッドが並ぶスペースを一段高くし、染めた徳地和紙を飾って高級感を演出する。床の間の飾りや急須、湯飲みは、地元の作家が作った萩焼を使う。また「界」ブランドでは初めて、宿泊者以外も利用できるカフェを併設し、温泉街の散策を楽しめるようにする。
本館は30室で、別館の10室は全室に露天風呂が付く。4階建てで敷地面積は約5800平方メートル。宿泊料は1人2万2000円からで、11月12日から予約を受け付ける。
湯本温泉街の大寧寺で記者会見した星野佳路(よしはる)代表は「市のハード整備と民間の投資がうまくできている。イベントなどで魅力を作り、どうやってオフシーズンを克服していくかが課題だ」と強調した。【遠藤雅彦】