格安航空会社(LCC)のバニラ・エアが26日、運航を終了した。就航から5年10カ月で累計搭乗者数は約1130万人。成田空港では、社員約100人が成田発台湾・台北行きのブランドカラーの黄色に輝く最終便を手を振って見送った。
LCCのピーチ・アビエーションとの経営統合に伴い、運航を終えた。搭乗口で記念式典があり、両社のトップを兼務する井上慎一氏が「ご愛顧ありがとうございました。今度はピーチでお会いしましょう」とあいさつ。社名にちなみ、バニラアイスをほぼ満席の旅客169人に配った。
搭乗した埼玉県越谷市の高橋瑠果さん(20)は「とても寂しい。運賃が安くて利用しやすく、スタッフがアットホームな感じがして良かった。11月からアメリカに2年間留学するので、26日が誕生日の妹と思い出をつくりたい」と話した。妹の恵菜さん(12)=小学6年=は「楽しい誕生日になった。台湾に行って世界を知るきっかけにしたい」と喜んだ。【中村宰和】