東京メトロは30日、有楽町線月島駅(東京都中央区)に設置された券売機で釣り銭の誤払いがあったと発表した。450円の釣り銭不足となっている乗客1人の返金に応じるため、申し出を呼びかけている。
同社によると、同日午前10時10分ごろ、駅員が釣り銭補充の際、100円硬貨と10円硬貨の補充部分を逆に入れてしまった。約1時間後、乗客から「釣り銭が不足している」と申し出があり、誤りが発覚した。
この間の券売機利用を解析すると、申し出た客の他、1人が450円の釣り銭不足、4人が最大450円の釣り銭過払いとなっていることがわかった。過払いとなった乗客に返金は求めないという。
同社ではミス防止のため、釣り銭の金種を判別する装置を約6割の券売機で導入しているが、この券売機は未導入だった。同社広報課は「2019年度末までに導入を完了させ、再発防止に努めたい」としている。釣り銭不足となっている乗客の問い合わせ先はお客様センター(0120・104106)。【成田有佳】