首里城のある那覇市の城間幹子市長は、火災を受け、緊急記者会見を開いた。
城間市長は「残念でなりません。衝撃を受けている」と硬い表情で話した。首里城について「那覇市だけでなく、県民にとって象徴的(な存在)。観光業界にとっても大切な財産。琉球の歴史を物語るシンボルを失い、落胆の思いがある」と言い、「気持ちとしては早い段階で再建されるとありがたい」と述べた。
市消防局によると、正殿内には空気管方式の火災報知機が設置されている。軒下には「ドレンチャー」というスプリンクラーのような消火設備があり、放水銃も設置されていた。消防設備は年に2回は点検し、訓練も年に1回以上はやっていたという。