ハロウィーン本番 禁酒と警備強化 仮装の若者「去年より落ち着いた」 東京・渋谷

ハロウィーン本番の31日夜、ゾンビや魔女などの仮装をした大勢の若者らが東京・渋谷に集まり、街を練り歩いて楽しんだ。トラブルを防ぐために多数の警察官や警備員が巡回し、路上飲酒などの迷惑行為に目を光らせた。
渋谷のハロウィーンはここ数年マナーの悪さが目立ち、昨年は若者らが集団で軽トラックをひっくり返す事件も起きている。今年は渋谷区が指定区域内の飲酒を条例で禁止し、警備も強化。防犯カメラを付けたやぐらを設けて、警備員が拡声器で「立ち止まらないでください」などと呼び掛けた。
ゾンビ姿で写真を撮っていた横浜市泉区の大学2年、中山結衣さん(20)は「お酒が禁止され、去年よりも街が落ち着いた。いろいろな人との交流を楽しみたい」と笑顔だった。【金森崇之】