伊勢市長「検閲ではない」=「慰安婦像」展示見合わせ

三重県伊勢市の鈴木健一市長は31日、市が主催する美術展覧会で、従軍慰安婦を象徴する少女像の写真を使った作品の展示を認めなかったことについて、「会場の安全な運営を最優先した。(検閲には)全く当たらない」と強調した。市役所で記者団の取材に答えた。
市長は、あいちトリエンナーレの企画展での騒動を念頭に、「万が一の事故が起きてから、あの時こうしておけば良かったとはならない」と指摘。「思想や表現の自由と安全面の運営とは切り離して考えたい」と述べた。