「1000人くらいの客の相手をさせられて、身も心も病んできた感じがするんです。何とか売春クラブを取り締まって欲しいんです」
17歳の少女は、憔悴しきった様子で大阪府警南署にタレコミの電話をしてきた。当時16歳と17歳だった少女らと売春契約を結び、売春を斡旋したとして、いずれも無職の小西佑弥(35=堺市)と浜西将大(33=大阪市)両容疑者が10月2日までに、売春防止法違反と児童福祉法違反の疑いで、府警少年課に逮捕された。
2人はもともとインターネット関連会社の同僚で、小西容疑者が浜西容疑者に「一緒にやらへんか」と誘って2人で売春の斡旋業を始めた。まず小西容疑者がSNSで「援デリキャスト募集」と投稿して女の子を集め、集客役の浜西容疑者が女の子を装って「援助交際希望です」と書き込んで客を募る。そしてSNSでやりとりをし、本人同士が待ち合わせをして、天王寺辺りのラブホテルにしけこんでいた。
「相場は2万円で、女の子の取り分は半分の1万円。小西が6000円を抜き、残りの4000円が浜西に入っとった。昨年6月ぐらいからはLINE Payも使うとったそうや。女の子は1日複数人の客とやることもザラで、昼から深夜までいうこともあった」(捜査事情通)
2人の少女は2年前からそれぞれ1年2~6カ月間働き、18歳以上の女性が働いていたこともあったが、女の子の中では一番長く働いていた。単に「金儲けの手段」と割り切っていたようだ。
「女の子もホストに入れ揚げとって、結構な金が必要やったみたいや。ただ、さすがにそれだけの数をこなすと嫌気が差してきたようで、あからさまにやる気のなさそうな態度をしとったらしいんや。そしたら小西がぶち切れ、『やる気がないんやったらさっさとやめてまえ』と怒鳴った。そしたら少女も『あんたの言いなりになって言うこと聞いとったのに、何やその言い方は。それやったらやめてやるわ。警察に言うたるからな』とトラブルになった」(前出の捜査事情通)
小西容疑者は2017年11月から今年6月までに約6000万円を売り上げ、「割のいい仕事だった」と供述しているという。
「スマートフォンと女の子さえいれば、元手や家賃などの固定費もかからず、簡単にできる。小西も浜西もカタギもカタギで、背後にヤクザもんはおらんかった」(前出の捜査事情通)
それにしても1000人になるまで、身も心も病んでいることに気付かなかったのか。