秋篠宮家vs外務省 くすぶり続ける皇室外交の火種

新天皇の即位から4か月が過ぎ「皇嗣ご一家」となった秋篠宮家。眞子内親王と婚約内定者の小室圭さんとの関係の行方に関係者も気を揉むばかりだが、新たな懸念も生まれているという──。 10月22日に新天皇が国内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」、来年4月19日に秋篠宮が皇位継承順位1位の皇嗣になったと示す「立皇嗣の礼」が行なわれるなど、この先も皇室は重要行事が目白押しだ。 特に10月の「即位礼」は、160か国以上の元首など外国人賓客600人ほどを招待する一大行事だ。 「海外王室や政府関係者といった要人を招く際に、外務省は相手国との折衝役を担うことになります。秋篠宮殿下も宮内庁式部職、外務省を通じて各国要人の情報を仕入れて、兄である陛下を支える役割が求められます」(皇室ジャーナリスト) そのためにも、秋篠宮家と外務省の密な連携が重要となるが、両者はギクシャクしているように見える。 ◆「何だコレ、聞いてないぞ」 発端は、8月17日から1週間にわたって秋篠宮ご夫妻と悠仁親王が出向いたブータンへの私的旅行だった。悠仁さまにとって初めての海外訪問となる重要な舞台の裏で“重大事件”が発生していたのだ。 「本来なら皇室が海外を訪問する際、宮内庁の式部職を通じて、相手国を訪問するのでご準備お願いします、という旨の連絡が外務省に入ります。ところが秋篠宮殿下は今回の旅行の日程や行き先を、国立民族学博物館教授の池谷和信氏に相談して決められた。 池谷氏は『生き物文化誌学会』を通じて殿下と親交があり、事前に現地の下見に訪れて訪問場所を検討されたといいます。殿下の訪問に関して相談を受ける立場であるはずの外務省は、NHKの報道で初めて秋篠宮家のブータン旅行を知ったといい、外務省関係者は、『何だコレ? ウチには連絡がないぞ』と仰天したそうです」(皇室記者) 外務省が慌てたのには理由があった。ブータンには日本大使館がないため、兼任するインド大使館が対応する必要が出てきたからだ。 「外務省が困ったのは、秋篠宮家がブータンに入られた同日、インドのモディ首相もブータンを公式訪問することが決まっていたことです。ブータン王室に対し、日本の皇位継承者と隣国の指導者を同時におもてなしするという負担をかけてしまった。外務省が秋篠宮家の動向を把握して日程調整しておけば“ダブルブッキング”を避けられたはずです」(同前) 一部の外務省職員からは秋篠宮への嘆息が漏れる。
新天皇の即位から4か月が過ぎ「皇嗣ご一家」となった秋篠宮家。眞子内親王と婚約内定者の小室圭さんとの関係の行方に関係者も気を揉むばかりだが、新たな懸念も生まれているという──。
10月22日に新天皇が国内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」、来年4月19日に秋篠宮が皇位継承順位1位の皇嗣になったと示す「立皇嗣の礼」が行なわれるなど、この先も皇室は重要行事が目白押しだ。
特に10月の「即位礼」は、160か国以上の元首など外国人賓客600人ほどを招待する一大行事だ。
「海外王室や政府関係者といった要人を招く際に、外務省は相手国との折衝役を担うことになります。秋篠宮殿下も宮内庁式部職、外務省を通じて各国要人の情報を仕入れて、兄である陛下を支える役割が求められます」(皇室ジャーナリスト)
そのためにも、秋篠宮家と外務省の密な連携が重要となるが、両者はギクシャクしているように見える。
◆「何だコレ、聞いてないぞ」
発端は、8月17日から1週間にわたって秋篠宮ご夫妻と悠仁親王が出向いたブータンへの私的旅行だった。悠仁さまにとって初めての海外訪問となる重要な舞台の裏で“重大事件”が発生していたのだ。
「本来なら皇室が海外を訪問する際、宮内庁の式部職を通じて、相手国を訪問するのでご準備お願いします、という旨の連絡が外務省に入ります。ところが秋篠宮殿下は今回の旅行の日程や行き先を、国立民族学博物館教授の池谷和信氏に相談して決められた。
池谷氏は『生き物文化誌学会』を通じて殿下と親交があり、事前に現地の下見に訪れて訪問場所を検討されたといいます。殿下の訪問に関して相談を受ける立場であるはずの外務省は、NHKの報道で初めて秋篠宮家のブータン旅行を知ったといい、外務省関係者は、『何だコレ? ウチには連絡がないぞ』と仰天したそうです」(皇室記者)
外務省が慌てたのには理由があった。ブータンには日本大使館がないため、兼任するインド大使館が対応する必要が出てきたからだ。
「外務省が困ったのは、秋篠宮家がブータンに入られた同日、インドのモディ首相もブータンを公式訪問することが決まっていたことです。ブータン王室に対し、日本の皇位継承者と隣国の指導者を同時におもてなしするという負担をかけてしまった。外務省が秋篠宮家の動向を把握して日程調整しておけば“ダブルブッキング”を避けられたはずです」(同前)
一部の外務省職員からは秋篠宮への嘆息が漏れる。